【自戦記】ウォーズ二段昇段戦、魂の角交換相振り飛車
15 views
だいな
2026年1月6日 08:23
新しい将棋投稿サイト「コマログ」ができたと知り、試しに記事を作成してみることにした。
最近、将棋ウォーズ10切れ二段に昇段したので、そのときの昇段戦の棋譜を振り返ってみようと思う。
<簡単な自己紹介>
だいな(Dinah_jellyfish)
将棋ウォーズ10切れ:二段 3切れ:初段 スプリント:初段
将棋歴:約2年
棋風:振り飛車党、攻め棋風
(いずれも投稿時点)
先手:初段
後手:Dinah_jellyfish 初段
▲7六歩 △3四歩 ▲7五歩 △8八角成 ▲同銀 △4二飛
最近、将棋ウォーズ10切れ二段に昇段したので、そのときの昇段戦の棋譜を振り返ってみようと思う。
<簡単な自己紹介>
だいな(Dinah_jellyfish)
将棋ウォーズ10切れ:二段 3切れ:初段 スプリント:初段
将棋歴:約2年
棋風:振り飛車党、攻め棋風
(いずれも投稿時点)
先手:初段
後手:Dinah_jellyfish 初段
▲7六歩 △3四歩 ▲7五歩 △8八角成 ▲同銀 △4二飛
先手の早石田に対し、後手のだいなは角交換相振り飛車に誘導した。
角交換四間飛車は級位者時代からの相棒で、昇段戦にふさわしい戦型だと思った。
角交換する前に△4二飛と振るのは、▲6六歩と角交換を拒否されて面白くないと思う。
▲7四歩 △8二銀 ▲7三歩成 △同銀 ▲7八飛 △7二金 ▲3八金
角交換四間飛車は級位者時代からの相棒で、昇段戦にふさわしい戦型だと思った。
角交換する前に△4二飛と振るのは、▲6六歩と角交換を拒否されて面白くないと思う。
▲7四歩 △8二銀 ▲7三歩成 △同銀 ▲7八飛 △7二金 ▲3八金
△7二金や▲3八金と上がるのが角交換相振り飛車でよくある手。両成りの角打ちを1手で受けつつ陣形を広くカバーしている。
角交換相振りはあまりメジャーではない戦型だが、お相手の▲3八金を見て「相手も指しなれているかも」と身構えた。
△2二銀 ▲4八銀 △3三銀 ▲4九玉 △6二玉 ▲3九玉 △2二飛
角交換相振りはあまりメジャーではない戦型だが、お相手の▲3八金を見て「相手も指しなれているかも」と身構えた。
△2二銀 ▲4八銀 △3三銀 ▲4九玉 △6二玉 ▲3九玉 △2二飛
向かい飛車に振り直すのが、角交換相振りにおける基本の駒組み。
本譜の先手はこのまま三間飛車で戦うが、8七や6七の歩が浮くなど、後手から角打ちの狙いが生じやすい。
▲5九金 △2四歩 ▲2八玉 △2五歩 ▲1六歩
本譜の先手はこのまま三間飛車で戦うが、8七や6七の歩が浮くなど、後手から角打ちの狙いが生じやすい。
▲5九金 △2四歩 ▲2八玉 △2五歩 ▲1六歩
先手は金美濃の形に組んできたが、2七の玉頭が薄いので後手としてはありがたかった。代えて▲3八金+▲2八銀型でしっかり備えられる方が嫌だった。
後手は△6二玉型のまま戦う方針。
△4四銀 ▲5六角 △2四飛
後手は△6二玉型のまま戦う方針。
△4四銀 ▲5六角 △2四飛
先手は▲5六角と筋違い角を打ってきた。角換わり早繰り銀でよく見る手だが、角交換相振りでも急所になることが多い。そもそも角交換相振りという戦型自体、ほぼ左右反転させた角換わりである。じゃあ相居飛車やれと言われそうだが、自分もそう思う。
3四の歩取りを受けずに△5四角や△3五銀、△2六歩といった攻めの手も考えられたが、実戦は△2四飛と受けた。
▲7七桂 △5四角
3四の歩取りを受けずに△5四角や△3五銀、△2六歩といった攻めの手も考えられたが、実戦は△2四飛と受けた。
▲7七桂 △5四角
先手は桂馬を跳ねて攻めかかる準備をしてきた。第一感は無理攻めだが、受け間違えると7筋をボロボロにされて一瞬で負けるので、実戦的にはかなり嫌である。
実戦はこちらも△5四角と打って玉頭攻めを目指したが、先手の次の一手を見逃していた。
▲6五角
実戦はこちらも△5四角と打って玉頭攻めを目指したが、先手の次の一手を見逃していた。
▲6五角
桂馬の効きにひょいと角を上がる手をうっかりした。△同角▲同桂はそのまま銀取りの先手になり、以下△6四銀▲9五角△7三歩▲7四歩などの猛攻が飛んでくる。
そこで実戦は△6四銀と上がり、桂馬の効きをあらかじめかわした。
△6四銀 ▲5四角 △同歩 ▲4六角 △3五銀
そこで実戦は△6四銀と上がり、桂馬の効きをあらかじめかわした。
△6四銀 ▲5四角 △同歩 ▲4六角 △3五銀
先手の▲4六角は、△3五銀で角が詰むので疑問手だったと思うが、先手は角を切って攻めの継続を図ってきた。
▲6四角 △同歩 ▲8五桂 △8四角 ▲5三銀
▲6四角 △同歩 ▲8五桂 △8四角 ▲5三銀
△8四角は7三の地点を受けた手だが少し弱気だった。さらに、先手から▲5三銀と放り込まれる手を見落としていた。△同玉は▲7二飛成でゲームオーバーなので△6一玉と引く一手だが、玉頭を抑えられて生きた心地がしない。この局面をソフト(水匠5)にかけると300点ほど後手に触れるが、実戦的にはむしろ後手が難しいかもしれない。
△6一玉 ▲7三歩 △同桂 ▲同桂成 △同角 ▲8五桂 △8四角 ▲6四銀不成 △2六歩
△6一玉 ▲7三歩 △同桂 ▲同桂成 △同角 ▲8五桂 △8四角 ▲6四銀不成 △2六歩
▲6四銀不成で先手の攻めが一瞬止まり、後手にターンが回ってきた。△2六歩に▲7二飛成は怖いが、まだ後手玉に詰みはない。
▲2六同歩 △4五角 ▲7三桂成 △2七歩
▲2六同歩 △4五角 ▲7三桂成 △2七歩
歩を突き捨ててから△4五角が期待の反撃。玉頭を攻めつつ△6七角成の狙いもある。
▲7三桂成に構わず△2七歩と王手。△同金には▲2六銀が詰めろとなりすこぶる厳しい。
▲3九玉 △5二玉
▲7三桂成に構わず△2七歩と王手。△同金には▲2六銀が詰めろとなりすこぶる厳しい。
▲3九玉 △5二玉
△5二玉と早逃げしたのが気合の一手。金をおとりにして4二、3三と右辺に逃げ出す狙いである。△5二玉に▲7二成桂なら△4二玉と逃げて、先手の攻め駒が渋滞している。
ただし、ソフトによると△5二玉は悪手で、代えて△5一玉と寄る手が最善であった。というのも、△5二玉には▲8三成桂と飛車先を通す手が厳しく、△7三歩と飛車成りを受けても8四の角をボロッと取られてしまう。代えて△5一玉なら、▲8三成桂△同金▲7二飛成が王手にならず、△8二歩と金を支えてギリギリ耐えている(らしい)。
▲6三成桂 △同金 ▲7二飛成 △6二歩 ▲6三銀成 △4二玉
ただし、ソフトによると△5二玉は悪手で、代えて△5一玉と寄る手が最善であった。というのも、△5二玉には▲8三成桂と飛車先を通す手が厳しく、△7三歩と飛車成りを受けても8四の角をボロッと取られてしまう。代えて△5一玉なら、▲8三成桂△同金▲7二飛成が王手にならず、△8二歩と金を支えてギリギリ耐えている(らしい)。
▲6三成桂 △同金 ▲7二飛成 △6二歩 ▲6三銀成 △4二玉
本譜は成桂を捨てて一間竜の形を作ってきた。これまた生きた心地がしない形が、△4二玉でギリギリ凌げていると判断した。
▲6二成銀 △2六飛 ▲6三成銀 △3三玉 ▲5八金 △5五桂
▲6二成銀 △2六飛 ▲6三成銀 △3三玉 ▲5八金 △5五桂
△3三玉と逃げた形が妙に寄りにくい。手の難しい先手は▲5八金と受けに回ってきたが、△5五桂と露骨に攻める。このあたりで評価値的には後手勝勢がはっきりしたが、お互い持ち時間は約1分となり、何が起こってもおかしくない状況だった。
▲6六金 △2二飛
▲6六金 △2二飛
▲6六金には△同角と切る手が一番シンプルな寄せだったが、駒を渡すと自玉の詰みを考慮しなければならない。それを嫌ってひらめいた一手が△2二飛である。竜と飛車の交換になれば後手玉の安全度は増し、また△8九飛の打ち込みが厳しい狙いとなる。
▲7五歩 △7二飛 ▲同成銀 △8九飛 ▲5九飛 △8八飛成
▲7五歩 △7二飛 ▲同成銀 △8九飛 ▲5九飛 △8八飛成
先手は▲7五歩と角切りを防いだが、飛車交換からの△8九飛が実現した。先手からの攻め手が完全に無くなり、ようやく勝ちを意識した。
▲5六歩 △2六桂 ▲5五歩 △3八桂成 ▲同玉 △2八金 ▲4九玉 △3八銀 まで 84手で後手Dinah_jellyfish の勝ち
▲5六歩 △2六桂 ▲5五歩 △3八桂成 ▲同玉 △2八金 ▲4九玉 △3八銀 まで 84手で後手Dinah_jellyfish の勝ち
手のない先手は▲5六歩から逃げ道を作ろうとするが、△2六桂が最短の寄せ。先手玉は受けなしとなり、最後は即詰みに討ち取った。
ソフト的には悪手だったが、△5二玉の早逃げは二段昇段への道を開いた力強い一着だったと思う。
角交換相振り飛車は有力な早石田対策だが、7筋を完全に受けきることは難しく、本譜のように先手の攻めを際どく凌ぎながらカウンターを狙う展開になりやすい。詰む詰まないのスリルを味わいたい人にはおすすめの作戦である。
棋譜(初手から終局まで)
ソフト的には悪手だったが、△5二玉の早逃げは二段昇段への道を開いた力強い一着だったと思う。
角交換相振り飛車は有力な早石田対策だが、7筋を完全に受けきることは難しく、本譜のように先手の攻めを際どく凌ぎながらカウンターを狙う展開になりやすい。詰む詰まないのスリルを味わいたい人にはおすすめの作戦である。
棋譜(初手から終局まで)
#定跡#自戦記#角交換相振り飛車