【対角交換振り飛車で役立つ攻め筋】
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あらきっぺ
2026年4月1日 07:31
どうも、あらきっぺです。これまで櫻井将棋塾のホームページにブログを書いておりましたが、今回からコマログに移行する運びとなりました。今後ともよろしくお願いいたします。
なお、櫻井将棋塾に関する詳細は、以下のリンクカードからご覧ください。
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それでは、本題に入ります。今回の題材は、こちら。
角交換振り飛車は争点が少ない戦型なので、普通の対抗型と比べると打開しにくいことが悩みどころの一つです。ゆえに、居飛車側としては、この戦型特有の攻め筋を知っておくことが大事ですね。今回は、それを解説したいと思います。
3三の銀を強制的に動かす
改めて、上記ツイートの局面を始めから振り返ってみましょう。図は後手が☖1四歩と指し、端歩を受けたところです。

この局面は、こちらが9筋の位を取っていることが大きく、居飛車が作戦勝ちです。しかし、仕掛けの手段がないと千日手で逃げられてしまうので、居飛車は上手く打開する必要がありますね。
結論から述べると、ここは☗3五歩☖同歩☗1五歩☖同歩☗2四歩と仕掛けるのが有力です。ちなみに、歩の突き捨ての順番は融通が利くので、どれを先にしても特に支障はありません。

これを☖同銀だと☗3四角が痛打です。よって、後手は☖同歩と応じるよりありません。
そして、これを強要させると☗1五香☖同香☗3四歩と攻めることが出来ますね。

これを☖同銀だと、☗2四飛☖4三角☗2三歩で攻めが続きます。最終手の☗2三歩が地味な好手で、こうすれば確実に2二にと金が作れるので敵陣の突破が約束されます。
したがって、後手は☖2二銀と引くのが妥当ですが、これには☗2四飛☖2三歩☗3三歩成と進めるのが攻めを繋げる好手順になります。

これには☖同桂と応じるよりないですが、☗1四飛☖1三香☗3四飛と進めましょう。その局面で居飛車は香損になっているのですが、これで優位の拡大に成功しているのです。

確かに居飛車は香損なのですが、その香を1三に無駄使いさせることが出来ているので、実質的には駒損していない状況です。そうなると、駒効率の分だけ居飛車が得をしています。ゆえに、この香損の仕掛けが成立しているのですね。
次に居飛車は☗1四歩や☗3五飛→☗3四歩が狙いになります。振り飛車がそれらをケアするなら☖2五角☗3七飛☖3四歩と進めることになりますが、無難に☗3七飛と引いておきましょう。そこで振り飛車は☖7二金と引き締まる余裕がありますが、☗6五歩と突っ掛ければ再び攻めを続けることが可能です。

これを☖同歩だと、☗2六歩☖1六角☗1七歩から角を追って☗3四飛と走る手が楽しみです。そうなると次に☗6四歩や☗1四歩と攻める手があるので、居飛車は手に困らないですね。この局面は、一方的に攻めていること、及び駒の効率に大きな差がついているので、居飛車が優勢です。
こうして一連の進行を見ると、3四に歩を叩く攻め筋の威力の高さが分かりますね。

こうした[☖4二飛・☖3三銀型]の角交換振り飛車を相手にした場合、3三の銀を無理やり動かす攻め筋を使うのが有力な打開策の一つです。特に、相手が銀冠に発展してくる瞬間を狙うと効果が抜群なので、お試し頂ければ幸いです。
最後に、テーマ図から最終図までの手順を入力した図面を挿入しておきます。動かして確認することが出来るので、お試しください。
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それでは、また。ご愛読くださり、ありがとうございました。
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