第25回全国小学生倉敷王将戦 振り返り④ 高学年3位 杉立暖真さん
2026年8月21日 22:37
第25回全国小学生倉敷王将戦の高学年の部で、高学年三重県代表杉立暖真さんが3位に入賞しました。
杉立さんは、この一年間で最も大きく成長した生徒の一人です。
初めて指導したのは昨年4月でした。当時は、棋力に応じてクラス分けされる日本将棋連盟の研修会で、E2クラスに所属していました。(現在はC1に在籍)
指導を始めて3か月ほど経った頃から成果が表れ始め、そこから成長の速度が一気に上がっていきました。
二人の講師が異なる役割を担当
指導は、櫻井と馬場が役割を分けて行いました。
櫻井は、初期は対振り飛車の実力の底上げを。。さまざまな相手や展開に対応できるよう、本人が選べる戦い方を増やしていきました。
馬場は、相手の狙いを読み局面を正しく判断する力など、将棋の土台となる部分を担当しました。
作戦を増やすだけでは、安定して勝てるようにはなりません。一方、基礎的な力があっても、得意な戦い方へ進めなければ、その力を十分に発揮できないことがあります。
二人の講師が異なる部分を担当したことで、作戦の幅と基礎的な力をバランスよく伸ばすことができました。
大会前は再現性の高い局面を重点的に
大会が近づいてからは本人が持っている力を本番で出し切ることを優先しました。
大会直前には今まで積み上げてきたことの知識の整理を行いました。
本人が自信を持って指せる形や、得意な展開になりやすい作戦に内容を絞りました。
「何を新しく教えるか」ではなく、「どうすれば迷わず力を発揮できるか」を考えて、大会に向けた準備を進めました。
一年間の成長を全国大会で証明
全国大会では初戦で櫻井将棋塾の前年度覇者といきなりの対戦。見事勝ち抜き2戦目では直前指導の戦型がピタリとはまる。3戦目では櫻井将棋塾対戦を勝ち抜き決勝トーナメントへ進出。決勝トーナメント1回戦でも事前に練習していた展開がピタリ。準決勝で優勝者に惜しくも敗れれましたが見事全国3位となりました。
指導を始めてすぐに大きな結果が出たわけではありません。
基礎を身につける時期、戦い方を増やす時期、そして大会へ向けて内容を絞る時期。その時々に必要なことを積み重ねた結果が、今回の3位につながったのだと思います。
生徒が成長する時期やきっかけは、一人ひとり違います。
指導者がその変化を見逃さず、成長の段階に合わせて指導内容を変えていくことの大切さを、改めて感じました。
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